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外壁塗装

外壁塗装で火災保険が適用される?!保険の種類や申請方法についてご紹介

火災保険を使えば、外壁塗装を安く済ませることができるかもしれないことをご存じですか? 外壁の塗装や修繕は面積が大きく、足場を組んでの施工になることも多いので、費用は高額になりがちです。ですので、その費用に保険が適用できる可能性があるとしたら、確認してみる価値はあるはずです。 ただ、内容や申請理由によっては適用されないこともあります。また、申請にはきちんとした手順があり、不備があると受け付けてもらえないことも。 この記事では、火災保険の種類や適用条件や、申請の手順についてご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

火災保険の種類とそれぞれの適用範囲

火災保険の種類とそれぞれの適用範囲

まずは火災保険とはどんなものなのか、種類とそれぞれの適用範囲について紹介します。 

そもそも火災保険ってどんな保険?

火災保険では、火災、落雷、ガス漏れ等を原因とした破裂・爆発、風災、雪災などにより建物や家財が破損または汚損した場合、保険金が支払われます。
外壁は、日々風雨にさらされているため、自然災害による損傷を受けやすい構造部材です。外壁の塗装は、さらに損傷しやすいので、補償される可能性はさらに高まります。
外壁塗装の費用を火災保険で賄うことができるか、チェックだけでもしてみましょう。

火災保険の種類と適用範囲について

火災保険の種類と、その適用範囲をまとめました。

・住宅火災保険

住宅火災保険は、一般住宅において、火災、破裂・爆発、風災、ひょう災、雪災で破損を受けた場合に適用されます。 

・住宅総合保険

住宅総合保険は、住宅火災保険では補償されない損害についてカバーされています。住宅火災保険で適用される損害には、洪水・床上浸水、水漏れ、物体落下・飛来・衝突、騒じょう・集団行動に伴う暴力行為、盗難(家財契約のみ)などがプラスされます。  

・特約火災保険

特約火災保険とは、住宅金融支援機構の融資を利用した方のみ契約する必要がある保険です。しかし、2016年4月以降、新規取り扱いは行っていません。
現在も「フラット35」や災害復興住宅融資など、住宅金融支援機構の融資を利用するケースでは、一定条件の火災保険に加入することが義務付けられています。 

・店舗総合保険

店舗総合保険とは、不特定多数のお客様が出入りする店舗を対象とした保険のことで、「火災保険」「施設賠償責任保険」「PL保険」などを一つにまとめたものです。
PL保険とは、生産物賠償責任保険のことで、飲食店が食中毒を出してしまったときなどにも補償が受けられます。 

・普通火災保険

普通火災保険とは、お店や事務所、店舗兼住宅などのための火災保険です。建物、営業用什器・備品、商品などにも適用されます。
店舗総合保険との違いは、生産物が対象にならないことです。  

・オールリスク型

オールリスクタイプは、原則として、不測かつ突発的な事故による損傷であれば適用される火災保険です。詳細は保険会社によって異なりますが、他の火災保険では補償されないような損傷にも備えることができます。

一般住宅向けでいえば、自然災害の他に、漏水などの水漏れや、盗難による損害などにも使えます。誤ってテレビや家具をぶつけて壊した場合でも適用可能です。 

外壁塗装に火災保険の給付金を使う

一口に火災保険といっても、いくつも種類があり補償の対象もさまざまです。
自然災害によって傷んだ外壁塗装に、火災保険の給付金が使えれば、費用を抑えて復旧できます。
火災保険で外壁塗装するためには、まず、各火災保険の適用範囲についてよく理解しておくことが重要です。

外壁塗装に火災保険が使えるケース

外壁塗装に火災保険が使えるケース

ここでは、外壁塗装に火災保険が使えるケースについてご紹介します。

自然災害を原因とした外壁の破損であること

適用になる条件で一番忘れてならないのは、外壁塗装の損傷の原因が自然災害であることです。自然災害のうち、「風災・雪災・ひょう災」は使えますが、「水災」に関しては特約になる場合もあるので注意しましょう。
また、地震によるひび割れなどは、「地震保険」の範囲となります。

費用は免責額を上回る金額であること

免責額とは、自己負担額のことで、一般的に免責額が高いほど保険料は安くなります。
自己負担額の設定方法には2種類あります。

・免責方式|一定額の免責額を設定し被害額からその免責額を引いて支払われる

・フランチャイズ方式|一定額の損害額を越えたら全額が支払われる

例えば、20万円の免責額・損害額に設定している場合、20万円未満の外壁塗装費用では適用外になってしまうということです。保険会社によって、方式や設定金額のパターンは異なります。

原状復帰のための外壁塗装であること

火災保険を活用して外壁塗装する場合、あくまで原状復帰が目的となります。原状復帰とは、被害に遭う前の状態に戻すことです。
材料のグレードを上げたり、壊れていない雨どいを直したりはできません。それは自己負担の対象となってしまいます。
ただ、破損した材料が特殊なものであったり、すでに廃盤になったりしたものであれば申請することは可能です。

火災保険の申請が損害から3年以内である

火災保険の申請(請求)が、損害が発生してから3年以内であれば、修繕済みでも申請できます。 
ただ、損害の原因が特定できること、必要な書類(見積書や請求書など)が保管されていることなどが条件です。そうしないと、補償額が減額されたり適用外となったりしてしまいます。

外壁塗装に火災保険を使えないケース

外壁塗装に火災保険を使えないケース

ここでは、外壁塗装に火災保険が使えないケースについてもご紹介します。

外壁塗装の損傷理由が経年劣化や施工不良

火災保険は、破損の原因が、経年劣化や施工不良だと使うことができません。
経年劣化とは、通常の状態で、時間の経過とともに摩滅が生じたり、汚れが付着したりすることを言います。経年による色褪せや色ムラなども経年劣化にあたるでしょう。また、施工不良によって毀損した場合も同様です。
外壁塗装の損傷が、経年劣化や施工不良であると見極めるのが難しい場合は、専門業者に依頼して調査してもらいましょう。

人の行為による破損(器物損壊・窃盗など)

被保険者を含む、人の故意もしくは重大な過失、法令違反となる行為で破損した場合には使えません。
第三者による器物損壊や窃盗なども含まれます。また、犬や猫などペットによる破損も適用外となりますので注意が必要です。

外壁塗装のために火災保険を使う場合の手順

外壁塗装のために火災保険を使う場合の手順

ここでは、外壁塗装のために火災保険を申請する手順について紹介します。
以下の流れを覚えておくと、ストレスフリーで申請できます。

専門業者に依頼して損傷箇所を確認してもらう

まず、損傷箇所を信頼できる業者に確認してもらうことです。プロが判断して、申請できそうなことを確認してから申請に動いた方が効率的です。
保険会社に連絡して申請書類を提出し、調査を受けてから、実は適用外だったのでは時間の無駄です。

業者は、地元で長く仕事をしていて評判もいい、外壁塗装で火災保険申請のための見積書や損害証明書の作成、写真撮影をしたことのある業者を探しましょう。そのとき必ず、調査だけなら無料であることを確認してください。

火災保険申請用の書類と写真撮影を依頼する

業者の判断で、外壁塗装が火災保険の範囲であれば、塗装費用の見積や損害証明書、損傷箇所の写真撮影を依頼しましょう。
写真は、建物の場所や損害箇所の位置関係が分かること、損害を受けていない箇所と比較できることなどが必須です。業者であれば上手く撮影してくれるはずです。
申請の際には、この見積書と写真が必要になります。
そして、見積や損傷箇所の写真撮影は無料であることの確認を忘れずに。

保険会社に連絡し書類を提出

火災保険を契約している会社に、申請したい旨を連絡します。簡単に申請内容を話すと、必要な書類を郵送してくれます。
必要書類には、以下のようなものがあります。

・保険証書|火災保険会社と契約した際に交付される保険証
・給付金請求書|給付金を申請するために必要な書類であり各保険会社でフォーマットがある
・事故状況説明書|契約者が被災した月日や被害状況を記入する
・修繕見積書|修理業者による原状復帰のための見積書
・損害明細書|修理を依頼した業者が作成
・罹災証明書|大規模な自然災害の場合に消防署が発行する
・被害箇所写真|見積を作成した修理業者が事故状況説明書と一緒に提出する

申請は、契約者本人が行うことを原則としています。
必要書類の準備ができたら、保険会社の指示に従って郵送して、申請の手続きは完了です。

全額もらえるとは限らない

保険会社は、鑑定人による現場の調査を行います。調査によって鑑定人が、外壁塗装が火災保険の適用範囲だと判断をすると、補償額が決定し補償金(給付金)が支払われます。
ただ、全額が支払われるとは限らないので注意してください。

外壁塗装で火災保険を申請するときに注意してほしいこと

外壁塗装で火災保険を申請するときに注意してほしいこと

外壁塗装で火災保険を申請するときの注意点を2点ご紹介します。

外壁塗装の火災保険適用を査定する損害保険登録鑑定人

保険会社は、火災保険が申請されると、損害保険登録鑑定人を申請場所に派遣します。
損害保険登録鑑定人は、損害額の査定や事故の原因・状況調査などを行います。そして、保険金額精査のための資料を作成し、保険会社に報告をします。
外壁塗装が使えるかどうか、修繕費の見積額が適正であるかを判断するのは、実質的に損害保険登録鑑定人ということになります。

「絶対無料になる」という話には注意が必要

「手続きをサポートさせてくれれば絶対無料になる」などと勧誘する業者は、いろんな理由をつけて高額な報酬を要求してくる可能性があります。
くれぐれも、こういった業者に遭遇した場合は、注意が必要です。

まとめ

この記事では、さまざまな火災保険の種類とその適用範囲、外壁塗装で火災保険を申請する際の方法について紹介しました。 外壁塗装の費用を火災保険で賄えるか検討する際は、実績があって信頼できる業者に破損箇所を確認してもらうと効率的です。その時は必ず、見積書の作成や状況写真の撮影は無料であることを確認してください。 適用されると決定するまで、外壁塗装するかどうか分からない場合には、特に無料であることが重要です。 経験豊富な専門業者であれば、火災保険が使えるか事前に分かるはずです。少しでも可能性があるなら、申請してみる価値はあるのではないでしょうか。

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