外壁塗装で人気の色は?失敗しない選び方のポイントも合わせて解説
注文住宅を建てる時や、外壁を塗り替える際に多くの方が家の外壁のカラーに悩むことでしょう。自分好みのコンビネーションカラーや、業者におすすめされたカラーバランスであっても、イメージと違ったという経験のある方も少なくありません。外壁のカラーリングには多くの種類があるのでなかなか決められませんよね。これから長い期間住む自宅の外壁にはこだわりたいけど、失敗もしたくないという方も多いはずです。そこで今回は、外壁のカラーリングで人気のあるものから後悔しない選び方のポイントも合わせてご紹介していきます。色選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
外壁塗装で人気の色とおしゃれに見える色
外壁のカラーリングには、定番で人気なものと家自体をおしゃれに見せてくれるものがあります。それぞれ3色ずつご紹介します。まずは人気カラーから見ていきましょう。
人気の高い外壁塗装の色
まず、人気の高いカラーからご紹介していきます。
ホワイト系
ホワイトは多くの方から支持されるカラーとして人気です。ホワイトから連想されるのは、「純白」「清潔感」といったポジティブな印象が多いことから、全体をホワイト系にする方も多いです。ホワイト系にすることのメリットとしては、膨張色でもあるため小さい家でも広く見せることができます。さらに、ホワイトは温度の上昇を抑える効果があるため、室内が熱くなりにくいメリットもあります。
グレー系
近年人気を集めているのは、グレー系です。グレーにはシンプルで洗練されている点があり、スタイリッシュなイメージにしたい場合に選ばれることが多いです。汚れが目立ちにくいメリットがあり、頻繁にメンテナンスができない大きなビルで使用されることもあります。モダンな印象を与えるので、周囲との調和も取れる外壁塗装のひとつです。
ベージュ系
外壁で、ダントツで人気なのがベージュ系です。和洋どちらとも相性が良く、ホワイト系と同様に住宅を広く見せる効果があります。ベージュには「落ち着き」「穏やか」といった安らぎを連想させるので、長年多くの方に選ばれてきました。また、ツートーンのベースになる色なので、さまざまな色の外壁と合わせて見た目をおしゃれに見せたり、モダンな印象にしたりすることも可能です。
家がおしゃれに見える外壁塗装の色
ここからは、家がおしゃれな印象になるカラーを3つご紹介します。
ネイビー
ここ数年人気を集めているのがネイビーです。ネイビーには「さわやか」「クール」といったカラーイメージがあり、周囲の景観を損なわずに家をおしゃれに見せてくれます。ネイビーなどの濃い色には紫外線を反射させる効果があり、紫外線による色落ちも防ぐことができます。メンテナンスが楽になるのもメリットのひとつですね。また、他の色とのコンビネーションでさまざまな雰囲気を演出することができるので、モダンな家にしたい時におすすめです。
ブラウン
ブラウンには、シックで高級感を演出する「濃いブラウン」とやさしく落ち着いた印象を与える「明るいブラウン」があります。使い方次第で印象が変わるので、屋根のカラーリングとしてもよく使用されます。ホワイト系との相性が良く、ホワイトやクリームと合わせることで調和がとれます。
ブラック
最後にご紹介するのがブラックです。存在感のあるブラックの外壁は、都会的で洗練された印象を与えます。高級住宅地でよく使用されており、最近ではガルバリウム鋼板という金属系の壁素材が人気です。また薄いブラックは、周囲と馴染みやすくなります。
外壁塗装の色を選ぶポイント
続いて、カラーを選ぶポイントを3つご紹介していきます。
近隣の家とのバランスを考えて選ぶ
あまりにも奇抜な色彩は、他の家とのバランスがとれず自分の家が際立ってしまいます。一目で自分の家と分かるようにしておきたい、目立つ家にしたいなどの特別な理由がなければ、近隣や街の雰囲気にマッチしやすいカラーを選ぶのがおすすめです。地域によっては条例で外観に制限がある場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
汚れにくい色を選ぶ
常に家の外側にある壁は、雨風や紫外線などで劣化していくものです。カラーリングした当初は美しいと感じていても、時間が経過すると案外汚れが目立って後悔する方も少なくありません。時間の経過と共にメンテナンスが必要となりますが、メンテナンスは専門の業者が行うことがほとんどです。費用を抑えたい方は、汚れや色褪せの程度を抑えられるカラーを選ぶことをおすすめします。
ドア・サッシの色を基準にして選ぶ
カラーリングに悩んだ場合は、玄関のドアや窓のサッシを基準にして選ぶことをおすすめします。カラーコンビネーションによって与える印象も異なるので、サッシやドアの種類が決まっている場合は、それらに合う配色を選んでみましょう。全体的に統一感のある印象を与えるので、無難な色でもおしゃれに見せることが可能です。
失敗しない外壁塗装選びのポイント
では最後に、カラーセレクトを失敗しないためのポイントを4つご紹介していきます。よくあるトラブルも紹介しているので、参考にしてください。
業者ごとに色を見る
外壁に使用される塗料は、業者によって異なります。自分のイメージや好みに合わない場合は、専門業者に使用している塗料の種類を問い合わせるのもいいかもしれません。理想的な家の外観と、その後にかかるメンテナンスとのバランスを調節しながら業者を選びましょう。
カラーサンプルはA4サイズ以上で見る
バリエーションが豊富にあるものには、サンプルが用意されていることが多いです。内装の場合は小さなカラーサンプルでも問題はありませんが、外壁の場合はA4サイズ以上の見本で確認をするのがおすすめです。小さいサンプルと大きなサンプルでは色の見え方が異なるので、実際壁に塗ったときに理想と合わないことがあります。とくに外側にある壁は、面積が広く家の印象を左右するのでA4サイズ以上の大きなサンプルでチェックしておきましょう。
天候ごとに色を見る
壁のカラーを決めるときに重要なのが「天候」です。晴天の日に選ぶのが一般的ですが、くもりや雨など太陽が出ていない日にもチェックをしておきましょう。様々な場面での検討を行うことで、理想との乖離が減らせます。とくにネイビーやブラックなど濃い色を選ぶ場合は、想像していたよりも暗い印象になってしまう場合があるので、慎重に検討するのが理想的です。
色選びでよくあるトラブル
家の外側の壁のカラーチョイスでは下記のようなトラブルも多く発生します。
派手で目立ってしまった
仕上がりがイメージと違った
思ったよりも汚れが目立った
上記のようなトラブルは、ポイントをしっかり押さえていれば防げるトラブルです。特に派手だったり奇抜だったりすると、景観を損ねるだけでなく注目を浴びて人が集まり、近隣トラブルに発展してしまうことも懸念されます。このようなトラブルを防ぐために、近隣の家を参考に色選びをしましょう。
まとめ
家の外観のカラーリングは、家の印象を決める重要なパーツのひとつです。種類も豊富なので、カラーコンビネーションによっては無難な色でもセンスのある外壁にすることができます。納得のいくカラーリングで新生活を快適に過ごしましょう。