外壁塗装でおしゃれなデザインにするためには?デザイン事例10選
築10年も経てば、外壁の塗装を検討し始める方も増えてきますが、その際、デザインやカラーをどうするかは悩みどころです。 周辺の景観と調和しつつ個性を追求したい、シンプルでおしゃれなデザインにしたいなど、大切な我が家だからこそ、デザイン選びに失敗したくはありません。 そこで今回は、後悔しない外壁塗装のデザインを解説します。 カラーや素材の選び方についてご紹介しますので、これから外壁塗装を考えている方はぜひ最後までご覧ください。
Contents
カラー別で見る外壁塗装のデザイン事例5選
デザインを選ぶにあたって、カラーの選択は重要です。家の外壁を何色にするかで住む方のイメージがほかの方に伝わるでしょう。
ここでは、カラーごとのイメージや色の組み合わせ方について事例とともに解説します。
【 ホワイト 】
ホワイトは、光を反射しやすくフレッシュな印象を与えます。反面、汚れが目立ちやすいなどのデメリットがあります。ですので、白で塗装する場合には、汚れにくい塗料を選ぶのがおすすめです。
窓枠・縁などにブラウンなどの色をおけばアクセントとなり印象を変えることが可能です。
塗料の選び方についてはこちら
【 ベージュ 】
ベージュは人気色で、和風、洋風を問わず取り入れられます。
庭木のグリーンとなじみ、近隣環境にも合わせやすい色です。ホワイトに近いベージュは汚れが目立ちやすいですが、濃淡や塗料の変化で解決できるでしょう。
【 ブラウン 】
ブラウンはナチュラルで明るい雰囲気を与え、空にも映える色合いです。
また、汚れが目立ちにくいのもメリットの一つです。雨どいや窓枠などを濃色にすると全体に統一感を出せます。
【 ブルー 】
ブルーといっても濃淡で印象は変わります。
ネイビー系は落ち着いたイメージですが、緑がかった青になると個性的な印象になります。パステル調の淡いブルーは爽やかさもプラスされるでしょう。
【 グレー 】
グレーは汚れが目立ちにくく、落ち着いた色合いで周囲の環境となじみます。
また、シンプルでモダンにしたい場合にも取り入れられます。明るい色と組み合わせれば、印象もガラリと変わるでしょう。
デザインやカラーに合う素材選び
外壁塗装を考える際は、デザインやカラーに合わせた素材を選ぶことが重要です。
素材に合わないデザインやカラーを選ぶと、完成後に「イメージと違う」と感じてしまう場合があります。
サイディング
サイディングとは、外壁に張る仕上げ用板材の総称です。耐水性・耐候性に優れており、デザインがしやすいため、多くの住宅で使われています。
木目調・メタル調・塗り壁調・石積調・レンガやタイル調などのデザインが最初から施されています。各デザインの風合いを活かせるカラー選びが重要となるでしょう。
モルタル
モルタルは水・セメント・砂を混合した素材で、住宅のスタイルに合わせて選択できます。たとえば吹付塗装の代表格であるリシン、重厚感のあるスタッコ、そしてコテ塗りで仕上げる左官仕上げなどです。
またつなぎ目がないため配色しやすいのもメリットといえます。デザイン性の高い外壁塗装にしたい場合は、モルタル塗装もいいでしょう。
タイルやレンガ
外壁タイルとは、石や土、粘土を高温で焼成した陶器のタイルを外壁に貼り付ける施工法です。レンガは粘土を主原料に窯焼き・圧縮して作られるものを積み上げた施工法です。
タイルとレンガの外壁は、高級感や重厚感がプラスされるのがメリットです。ただ、コストが高めなので、外壁の一部だけをタイルやレンガにする方法もあります。ワンポイントのデザインはおしゃれにみえるでしょう。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、金属鋼板にメッキ塗装(薄い金属皮膜)した素材です。メッキにはアルミニウム・シリコン・亜鉛などが使われます。
金属は錆びやすいのが難点ですが、ガルバリウム鋼板は軽量で錆びにくく屋根材にも使われます。シンプルでモダン、スタイリッシュな仕上がりになるでしょう。
【 おしゃれなデザインにするためのコツ5選 】
外壁塗装をおしゃれなデザインにするには、素材やカラー選び、組み合わせ方が重要になります。ここでは5つのポイントを挙げて事例とともにご紹介します。
―― ワンポイントで色の変化を出す ――
全面一色で塗装するのではなく、ワンポイントカラーを入れるだけでも全体が引き締まり、おしゃれになります。こちらの建物は壁やベランダにブルー系のカラーを施し、個性を演出しています。
―― 素材でデザインを強調させる ――
こちらの建物は、素材によって立体感を出したり、レンガ状の素材を部分的に使ったりして住まいをトータルコーディネートしています。カラーの持つ良さを引き出す素材も重要な存在です。
―― 付帯部分の配色を変える ――
こちらは、イエローとベージュを合わせた色合いでおしゃれに仕上げています。加えて雨どい、ベランダの手すりなどをブラウンに、雨戸や屋根の下部をホワイトにするなどの色使いが、全体を引き締める効果を出しています。
―― ツートンで変化をもたせる ――
1階と2階で色のトーンを替えたり、異なる色合いにしたりして工夫することで印象が変わります。こちらは、雨どいや雨戸、ドアを2階の白とつなげているため、統一感のあるデザインになっています。
―― エクステリアや外構と合わせる ――
10年に1度の塗装替えで、こちらの建物はピンク調の外壁から深みのあるグリーンになっています。屋根部分に合わせて外構の塀もホワイトにしております。植木鉢の色もコーディネートされており全体的にバランスよくおしゃれ間仕上がりとなっております。
それでも外壁塗装に失敗してしまったら?その対処法とは?
外壁塗装のデザインやカラーを失敗してしまった場合の対処法は限られています。ただ、対処のしようがまったくないわけではありません。
まず、塗装のムラを見つけた場合の対処方法を紹介します。
塗装ムラは施工時も含め、できるだけ早い段階で確認しましょう。確認するといっても無理のない範囲で行います。近くで見られるところは丁寧に、全体を概観できる場所から確かめます。
もし塗装ムラを見つけた場合は、塗装業者に連絡しましょう。どの程度なのか、どのくらいの範囲によっても対応が分かれます。塗装業者の施工方法が原因でムラが生じていれば、対応してくれる場合がございます。
外壁塗装の失敗を復旧する場合、ワンポイントで色の変化を出したり、家の付帯部分の色合いを変えたりするなどの方法があります。エクステリアの一部に異なるカラーをワンポイントで入れると全体の印象も変わるでしょう。
あるいは、外構を変える方法もあります。外構とはガレージ・門やアプローチ・塀や生垣など、家の外側にある総称です。
いずれにしても1人で悩まず、塗装業者に相談しましょう。
色の印象は、自分の好みによります。家の外観は住む方だけでなく近隣住民などが目にします。印象は見る方によって変わるため、周囲に馴染んでいるのならよしと判断してもいいのではないでしょうか。
家の外壁塗装は、デザインとカラーで決まります。自分好みのカラーが主流になりがちですが、素材との適合性も重要です。 外壁のデザインやカラーを決める際はご家族、そして塗装業者と話し合い、環境との調和を加味しながら決めることをおすすめします。 1色1素材だけでなく部分的にカラーや素材を変えれば、環境になじみつつも個性的な外壁に仕上がります。この記事を参考に大切な我が家の外壁塗装をおしゃれにしていきましょう。